飲食業界に変化のきざしあり

和食レストラン「大戸屋」が
国内店舗を一日、一斉休業すると発表しました。

アルバイトによる不適切動画問題で
従業員に対する研修を行うとのことです。

これまで、チェーンレストランは顧客の利便性を考え、
毎日営業をしていることが多かったかと思います。
(なかには24時間も)

ただ、最近、変化のきざしがあります。

スシローが2月に一斉休業させましたが、
これは従業員のことを考えてのことと
言われています。

これまでは顧客のために
従業員が犠牲になっている部分もありました。

ところが、人手不足の昨今、
従業員にとっても働きやすい環境や
働きがいを提供しなければ、
生き残っていくことはできません。

もちろん、研修も重要です。

顧客の利便性を極端に追求することは、
顧客にとっては望ましいかもしれませんが、
それで無理がかかるのであれば、
望ましくありません。

一方で、従業員のことを考えて、
休業を設けることは
好ましい変化と言えるのではないかと思います。

ただ、注意すべきは、
環境も大事ですが、
環境だけでは人は集まらないし、
環境で集まった人は、
より環境がよいところが現れれば、
そこに移っていくということです。

重要なのは、就業環境を整えつつ、
働きがいをしっかりと持てるような
仕掛けがあることです。

自分が人の役に立っている。
自分の働きで人に喜びを与えている。
これを実感できる職場を目指したいものです。

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