話すことより聞くこと

先日、数十人の前で発表する機会がありました。

皆さんの感想は、「やっぱり弁護士さんは違うね!」
とおおむね好意的でした。

よかったと思うと同時に、弁護士に対するイメージが
気になりました。そこで聞いてみると、弁護士は
立て板に水を流すが如く流ちょうにしゃべるというものだそうです。

実は、弁護士の仕事の大部分は、
「話しを聞くこと」です。

法律相談では、こちらが話す時間より、相談される方の
話しを聞くことの方が多くて、それに対して質問することは
あっても、こちらが一方的に話すことはほとんどありません。

まずは徹底的に話しを聞いて、質問をして、話しを整理する。
ここまで来れば、相談者の頭の中がすっきりとします。

そこで、考えられる解決策を複数提示して、
それぞれのメリットデメリットを説明するか、
視野を広げる質問をすれば、相談される方は
自ら解決策を見いだして下さいます。

相談者から「どうしたらいいですか?」と聞かれることが
多くあるのですが、私は「どうなさりたいですか?」、
若しくは「どうなりたいですか」と聞き返します。

これは、まずその方が何を求めているかによって、
アドバイスが変わってくるからなのです。

良く聞き、整理し、視野を広げて、
解決策を選択していただく。

私達はそのお手伝いをさせていただいているだけなのです。

そう考えると、話しが上手いというよりは、
聞くのが上手いという人物を目指したいと思います。

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