課題の発見をするには

職業柄、よく人から相談を受けることがあります。

もちろん、悩みが顕在化していることもあれば、
表面的に述べている悩みより、実は他のところに
問題があったということもしばしばです。

ですから、弁護士としては、
依頼者の表面的な悩みに振り回されないことが
大事だと思っています。

まずは悩みをよくよく聞くこと。
その上で、どうしたいのか、どうなりたいのかを
よく聞く。

ここまで聞けば、解決方法は見えてきます。

ただ、相手が望んでいることが、
問題の解決には結びつかない、
迂遠である、などのことがあります。

たとえば、借金取りが来て大変。
でも破産だけはしたくない。
破産せずに何とかしたいという相談の場合、

実は破産がもっとも本人の望みをかなえる
道であったりするのです。ところが、本人が
破産について誤解しているために、
「破産せずに」と言っている場合があるのです。

そのため、なぜそうしたいのかを丁寧に聞いてみたり、
別の視点から話をふってみたりして、
相手に気づいてもらいます。

大事なことは、あくまでも本人に選んでもらうこと。
決して弁護士の押しつけであってはいけないと
思います。

私たちにできることは、
解決方法の提示とそのメリットデメリットを伝えて、
選択可能な状況を作り出す。

つまり、意思決定の支援です。

あくまでも本人のことですから、
本人の力を引き出して、解決まで導く。
これがもっとも重要だと思います。

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