すかさずほめる

久々に司馬遼太郎の「関ケ原」を
読み直していました。

その中に加藤清正の家臣として
飯田覚兵衛という人物が登場します。

飯田覚兵衛は
「わしは生涯加藤清正にだまされ続けた」と
語ったそうです。

どういうことか。

飯田覚兵衛は戦場に出るたび、
多くの仲間が戦死するため、
侍をやめようと思ったそうです。

しかし、そのたびにすかさず
加藤清正から「そちの働き、見事!」とほめられ、

そのたびに脇差や陣羽織などを与えられた。

そのために、やる気が出てしまって、
ついに加藤清正が亡くなるまで
仕えてしまった、ということなのです。

「だまされ続けた」という言い方はともかく、
ここに、リーダーとして褒めるということの
重要性が隠れていると思いました。

よいことをしたときはすかさず褒める
これを繰り返すと、
人はやる気があがるということです。

褒めたり、感謝するということが
苦手なリーダーもいます。

一方で、
これが大変得意なリーダーもいます。

適時適切な時にすかさずほめる。

これは人材育成、リーダーシップを
発揮するうえでは
とても大事な力であることがわかります。

良いことがあったら、
すかさず褒める。
実施してきたいと思います。

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