給与とモチベーション

社員のやる気を出すために
給与をアップしよう!

このように考える社長さんも
いらっしゃるかと思います。

給与を上げるのは
すばらしいことです。

しかし、給与アップは慎重に
行う必要があります。

賞与であれば、そのときの業績等に
応じて上げ下げできるのでよいのですが、
基本給は一度上げてしまうと、
下げるのはなかなか大変です。

それと、給与の持つ性質を理解しておく
必要があります。

それは、「慣れ」です。

給与が上がった時の喜びは
残念ながら数ヶ月しか続きません。

数ヶ月すればその給与が
「当たり前」になってしまうのです。

しかも、もしその給与をもとに戻すという
場合、元に戻っただけなのですが、
社員にとっては、「下がった」という
認識となり、かえってモチベーションは
下がります。

また、もともと社員のモチベーションが
給与以外(やりがいなど)にあった場合、
業績と給与が連動する形にすると、
やりがいよりも給与に目が行ってしまって、
かえってパフォーマンスが下がるということも
あります。

さらに、給与に惹かれて入社する人は、
より給与の高い仕事が見つかれば、
離職していきます。

要は、社員のモチベーションがどこから
来るのかを的確に判断し、
その人にあったやり方を模索するということが
重要です。

給与は即効性があるものの、
マイナス効果も出やすいということを
意識していただく必要があります。

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