正確な情報収集が命~トラブル対応

西日本の豪雨により、
被害を受けられた方々、
心よりお見舞い申し上げます。

私自身は一昨日から広島に入っていました。

仕事は駅周辺でしたので、
目立った被害はなかったものの、
交通機関のマヒのため、
帰れなくなってしまいました。

こんな時、どうするか。

一番安全なのは、
今後の予定をキャンセルし、
予定していた公共交通機関の
再開を待つというもの。

ただ、私の場合、
土日も仕事の予定が
入っていたため、
さすがにお客様に迷惑を
かけるわけにいきません。

そうなると、なるべく早く
帰る必要があります。

当時の広島の状態は、

○山陽新幹線⇒運休
※再開の目処立たず
○高速道路⇒ほぼすべて通行止め
○在来線⇒運休
※大阪からのサンダーバードも運休

といった状態で、唯一動いていたのが、
飛行機です。

ただ、広島空港は山の中にあり、
高速道路が通行止めのため、
たどり着くことが困難です。

タクシーを頼んだら、
断られました(T_T)

しかも、空港から駅までの
足が無いために欠航や遅延が
相次ぎ、安定していませんでした。

ここで考えられるのは、
二つ。

1 隣の岩国空港から羽田へ行く
※岩国空港は通常営業でした
2 フェリーで四国の松山にわたり、
松山空港から羽田へ
※フェリーも通常運行

結局私は岩国空港の便に
キャンセルが出たので、
岩国空港から羽田経由で
金沢に戻りました。

ここまで、いくつかの判断を
しているのですが、
やはりトラブルにあった時の
対応と同じだと感じました。

トラブルにあった時、
まず大事なのが
情報収集です。

しかも正確かつ最新の情報です。

いきなり動くのではなく、
現状を把握する。

この時の情報収集能力が
人によって異なります。

今回で言えば、
フェリーの手段は、
知ってはいる人、
もしくは地元の人でなければ
思いつきません。

空港も一緒です。
広島と言えば広島空港しか
思いつかない人もいるでしょう。

でも、広島駅からの距離で言えば、
岩国空港もほぼ同じなのです。

そして、得られた情報を
もとに、最善の選択が何かを
考え、決断する。

法律的なトラブルの場合には、
選択肢を思い浮かぶ人は
少ないです。

そのため、弁護士に相談に行くのです。

弁護士はトラブル対応の経験が
豊富であるため、たくさんの選択肢を
知っていて、メリットデメリットが
わかります。

ですから、弁護士に相談する際は、
できる限り正確に自分の置かれている
状況を伝えることが大事です。

時系列にして、紙にまとめておくと
よりよいと思います。

何せ、トラブルの渦中にいると、
自分自身が混乱してしまっています。

時系列にすることで、
自分自身の頭の中が整理されます。

間違った情報は
間違った判断のもとです。

そして、事前に紙にまとめておけば、
弁護士への相談の時間も短縮することが
できますし、事前にその紙を渡して
おけば、「調べてから」ということが
なくなります。

相談の際は事前の準備を(^^)

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