世の中にはとんでもない金利を取る業者いるものです。
今日1万円借りて、2週間後に1万5000円を返せ!と言う。
年利に直すと,ざっと1300%!!!
いわゆるヤミ金です。
そんなところからお金を借りる人がいるのかと思う人もあるかもしれません。
でも、おぼれる者はわらをもつかむ。
本当にお金に困ると、そんなものにでも手を出してしまいます。
特に、資金繰りに窮した社長は金融機関に追加融資を断られ、
主だった親戚や知人からも借りてしまい、もうこれ以上
借りる先がない、、、という状況にあります。
月末の支払いを何とかしなければ・・・
そんな時にFAX等で勧誘が来ると、つい借りてしまうのです。
ヤミ金にお金を借りると大変です。
何度も何度も電話がかかってきて、脅迫されます(犯罪行為)。
勤務先はもちろん、親戚にも電話がかかってきて、脅迫します(犯罪行為です)。
中には、寿司を大量に注文して送りつけるとかも・・・(これも犯罪行為ですね)。
(救急車がかけつける、お花が大量に届くなど)
でも、実はヤミ金から借りたお金は、元金すら返さなくていいのです。
(最高裁判所の判例があります)
とんでもない高金利ですから、貸付け自体が反倫理的な行為にあたり、
お金を返せということはできないのです(民法708条)。
でも、怖いから払ってしまう。
すると、それだけで終わりません。
「こいつは脅かせばお金を取れる」と思いますので、
なんだかんだと言って、お金を要求してきます。
だから、こんな業者に対しては、
とにかく毅然とした態度を取ることが大事。
彼らは脅かして、この苦しい状態がいつまでも続くのかと思わせて、
こんなのなら払った方がいい、と思わせようとしています。
だから、おびえたら相手の思うつぼ。
何をやられても動じない。
こいつには何をやっても無駄だと思わせなければなりません。
弁護士に依頼をすれば、即座にヤミ金の口座を凍結することができます。
弁護士から警察に通知して、携帯電話を止めるように依頼することもできます。
経営者は孤独です。どうしても一人で抱えがちです。
一人で悩まず、是非、相談していただきたいと思います。