会社におけるナンバー2の育成に
悩んでおられる方が多いかと思います。
長年一緒にやってきたけれども、
見ている部分がまだまだ甘い
まだ自分の担当範囲しか見られていない
と思うことが多いようです。
また、個別に起こる出来事を見ていても、
「どうしてこんな選択をしたのかな?」と
首をひねってしまうことも。
ナンバー2の育成の時に重要なことは、
個別の事象に対するやり方ではなく、あり方です。
やり方は、後からいくらでも習得できますし、
ある意味、自分自身で学習することが可能です。
しかし、創業者や経営者が持っている「あり方」は
現在の社長が直伝でしっかりと伝えなければなりません。
マインド、考え方と言ってもいいです。
何か問題が起きたときに、頭ごなしにしかるのではなく、
経営者が持つべきマインドからすればこうなる、
理念から考えたらこうなると一貫性を持って指導が
できるかどうかです。
その都度その都度判断しているように見えても、
長く続けている会社、成長している会社の社長は、
根底に確固としたマインド、あり方があるはずです。
それをしっかりと伝えられるかどうかです。
もちろん時間がかかります。
なかなか同じ次元まで引き上げることは難しい。
けれども、そもそも人材育成は難しいと
良い意味であきらめて取り組むことが重要です。