人材難だからこそ見落としたくない視点

今朝の日経新聞の一面では、
来春の採用について、
「企業の半数、計画未達」の
見出しがあります。

人手不足の中、ますます人材の採用が
難しくなってきているのだと思います。

このような状況だからこそ注意したいのが、
企業が求める人物像を明確にすることです。

とにかく人が足りない!となると、
とかく焦って人材採用をしてしまいがちです。
(そうでなくとも、目が曇る場合が多いです)

自社の理念に共感しない人
自社の風土にあわない人を採用してしまうと、
既存の社員に悪影響を及ぼします。

大きな問題を起こす社員について
相談を受ける際、その人の面接結果について聞くと、
職を転々としているにも拘わらず、
その理由がわからないとか、
ろくに面接も行っていないなど、
採用自体に問題があったことが多いです。

普通であれば、面接で色々と質問し、
その人の人となりを見極め、
不安点があるのであれば採用を見送るなどの
方策をとることができます。

しかし、人手が足りないという現実に直面している
場合、そうも言っていられないというのもまた
事実です。

会社にあわない人を採用すれば組織全体に
影響がある。これを肝に銘じて採用をしたいものです。

それともう一つ、学歴というのはその人を推し量る
一面ではあるものの、優秀であることと、
会社にあうかどうか、組織全体によい影響を与えるかは
別の問題です。

ですので、優秀さのみに焦点を当てて採用することは
避けた方がよいでしょう。

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