成果報酬の落とし穴

働き方改革の流れにおいて、
時給によって給与を支払うより、
成果報酬や歩合の方向性に移行しようという
企業が増えてきています。

法律的には問題ないのですが
(完全歩合の場合は保障給の問題等
ありますので、注意が必要です)、
法律以外の面で注意が必要です。

それは、成果報酬型によって
モチベーションが下がる場合がある、
ということです。

これは、その人が何に喜びを感じるか、
どういう理由で働いているかによります。

たとえば、もともとお金を稼ぎたい!
目標を達成することに喜びを感じる!という
人ならば、成果報酬型でめきめき頭角を現すでしょう。

一方、仕事そのものにやりがいを見いだし、
報酬は二の次と考えていた人の場合、
成果報酬型が導入されることで、
かえって成果に目が行ってしまい、
仕事のやりがいを見失ってしまう場合が
あるのです。

また、そもそも競争や達成というものに
あまりモチベーションが上がらない人もいます。

要は、人相手なのですから、
社員の皆さんの心理状態を捉えた制度にしないと、
どんなによい制度も生きてこないのです。

まずは、知ること。
それぞれの社員が何にやりがいを見いだし、
何のために仕事をしているのか。
仕事に何を求めているのか。
会社に何を期待しているのか。

これらを知るところからはじまります。

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