医師よりこんな話を聞きました。
今までは、とにかく外来患者の数が多いから、
忙しくて患者の話をあまり聞かずに
自分が話をしている時間が長かった。
でも、先日、話を聞くことが大事だと聞いて、
試しにやってみた。
すると、いつもより診察の時間が短くなって、
結果的に診察できた外来患者の人数が増えた。
ということです。
意外に思うかも知れません。
でも、私は「なるほどな」、と思いました。
おそらく、患者さんは今まで先生がなかなか
話を聞いてくれないと思って、一生懸命話を
しようとしていたのでしょう。
自然と、不満が残っており、
医師の説明も素直に聞けない面があったり、
質問が多くなったりします。
それが、医師から話を聞く姿勢をとったので、
「聞いてくれた」という実感があり、
話が短くなり、医師からの説明にもより素直に
従うようになったということではないかと
思います。
話を聞く=時間がかかる
と思いがちです。
しかし、しっかりと話を聞くことで、
逆に必要な時間が短くなり、
業務効率がアップするということもあるのです。
改めて、経験者の言葉は重いな、と
思いました。