従業員がなかなか動いてくれない。
言われたことしかやってくれない。
こんな悩みを聞くことがあります。
そんな時に試してみるとよいのが、
役割を与えること、です。
小学生のころによくありました。
給食係、いきもの係、植物係、図書係・・・
それぞれ、係がある。
係として任命されて任せられると、
それをやろうという気持ちが起きるわけです。
でも、この時にポイントがもう一つあります。
それは、なぜその役割をお願いするのかを
一言添えることです。
あなたのこういうところが素晴らしい。
それを見込んで、この係を依頼したい、
というように、伝えるのです。
実際、その人その人の得手不得手がありますので、
何でも係にすればよいわけではありません。
気づいているか気づいていないかは
あるものの、その人の得意な分野に
焦点をあてて、そこを見込んで
任命するのです。
私も自分のことを振り返って思いますが、
ただ依頼されるよりも、
なぜ他の人ではなくて自分なのかを
明確に言ってもらった方が
やる気が出ます。
如何にやる気をもって
働いてもらえるか。
それは経営者のさじ加減一つ、
と言えるのではないでしょうか。