最近、褒めるのがよいとよく聞きます。
しかし、褒めるということは、
言う人も言われる人も、
慣れていないと
ぎこちなくなってしまいます。
経験上感じることは、
多くの人は褒められなれていないな、
ということです。
褒められて、うれしいのだけれど、
照れてしまって、
「そんなことないです」と否定してしまったり
どういう表情をしていいかわからずに混乱してしまったり
どこを褒められたのかがわからなかったり
いろいろです。
そこでお勧めなのが、
相手が自覚しやすいように褒めるということです。
たとえば、リサーチ業務をお願いした際に、
素早く、見やすい仕上がりのものが提出された場合を
例にとってみましょう。
素直にお礼を伝えるのはもちろんですが、
「とっても早いね。しかも、見やすい。
見やすさと早さを両立することって、
難しいのに、よくできたね」
「いえいえ。普通ですよ」
「○○さんにとっては普通なんだね。
それもすごい。普通の人は、これだけのものを
作るにはもっと時間がかかる。
自信もっていいと思うよ」
と言ったように、具体的に承認すると
よいのではないでしょうか。
その人にとって普通でも、
端から見たらすごいことはたくさんあります。
そんな時は、相手にわかるように
強みを伝えると、自信につながります。
社員の強みを発見し、
それを伸ばすのも経営者のつとめですね。