7月31日の日経新聞の1面トップは、
「勤続5年未満も無期雇用」
「スーパー、パート1万人規模」
「人手確保へ待遇改善」
の文字が躍っています。
高島屋やサミットなどの小売り大手が、
無期転換の義務がない5年未満のパート従業員らにも
無期転換を認める制度を作ったという報道です。
今、働き方改革法案が通り、各社その準備に取りかかっています。
同一労働同一賃金のガイドライン案を見る限り、多くの会社では、
非正規雇用や契約社員の待遇を改善する方向にシフトすると思われます。
たとえば、パートやアルバイトでも通勤手当が出たり、福利厚生制度が充実したりといったことが考えられます。
そうなると、中小企業が求人募集をする際、条件面で今より更に大きな開きが出ることが予想されます。
より人材用採用が難しい時代。
条件面以外の働きがいや働きやすさ等で戦っていくことが考えられますが、それを求人広告で表現することは至難の業でしょう。既存の社員の紹介制度やインターンシップなど、多様な人材戦略を考えていく必要があります。
そして何より、今いる従業員の満足度をあげて、結束力の強い会社を作り上げたいものです。